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金城 実(きんじょう みのる)

1934年5月5日、沖縄本島北部本部町生まれ。
移住先のパラオにて父戦死、引き揚げ途中の台湾にてマラリアで弟妹を失う。46年母と2人で帰郷。小学5年生頃からカンカラ三線で民謡を歌い、またエイサーの地方なども経験する。26歳頃から琉球古典音楽を習い、その後は民謡界の巨匠に師事。
現在は琉球民謡協会理事長で、沖縄が誇るトップクラスの歌手のひとり。情感溢れる唄い口が最大の魅力だが、カチャーシーの第一人者でもある。

-----三線について
中国から伝わったとされる3弦の楽器。同じく中国から伝わったとされる大和の三味線とは、親子だとも兄弟だともされる。沖縄では古典音楽の他民謡でも使われ、沖縄音楽になくてはならない独特の音色をもつ。弦を水牛などから作った独特の形の爪に人さし指を入れて弾くため、大和の三味線に比べてゆっくりとした奏法から早弾きまで対応できる。沖縄の人々の三線に対する愛情は格別なもので、戦前には紙に芭蕉を絞って塗って作った「しぶばい」という三線や、戦後捕虜収容所で手に入る材料で作った「かんから三線」など、いつでもどこでも音楽と三線を愛する心と工夫を強く感じる。


金城 実

直川礼緒(ただがわ れお)

1959年金沢生まれ。ユニークな発想の楽器が大好き。
ロシア連邦サハ、トゥヴァ、ハカス、アルタイなどの各共和国をはじめ、カザフスタン、ノルウェー、オーストリア、ドイツ、ニュージーランド他各地のフェスティバル、シンポジウム等に参加。口琴を中心としたコンサートやCD(『サハの口琴:ホムス』『夏が来る』『ムックリの響き』)のプロデュースも。
共著に『日本の音の文化』(第一書房)、『世界の民族音楽ディスクガイド』(音楽之友社)など。日本口琴協会代表、国際口琴協会書記長、宮城教育大学非常勤講師。

-----ムックリについて
ムックリは、竹でできた口琴(こうきん)の一種で、日本北部の先住民族であるアイヌの人々の伝統楽器です。紐を弾くことによって弁を振動させ、その音を、口腔に響かせて演奏します。口の容積を変えたり、形を変えたり、舌を動かしたり、息づかいを変化させたりして、様々な音色を生み出します。世界の口琴には、金属製のもの、骨製のものなどもあり、様々な民族が、いろいろな音楽を奏でて楽しんでいます。


直川礼緒

東音田島佳子(とうおん たじま けいこ)

1957年長唄東音会を設立。
翌年から東京芸術大学音楽学部邦楽課講師として活動(1989年からは客員教授)。
1981年杉並第三小学校邦楽教室にて邦楽教育を始め東京子ども邦楽合奏団結成、ヨーロッパなど演奏旅行を行う。こどもの城では1985年開館以来三味線講座で講師をつとめる。1987年社団法人長唄協会理事就任。また、同年から現在まで従来とは異なる形式で三味線を身近に楽しみ親しんでもらうことを目的に「三味線の集い」を毎年青山円形劇場で開催する。1999年社団法人長唄協会学校教育邦楽普及委員会委員長。
1996年芸術選奨文部大臣賞受賞。1997年紫綬褒章受章。

-----三味線について
三本の絹糸製の弦を象牙、水牛の角、木(樫など)のバチで演奏します。堅い木の箱形の胴に、猫または犬の皮が張られ長い棹が胴を貫通しています。棹の太さで太棹、中棹、細棹に分けられ、長唄では細棹を使います。太棹は義太夫や津軽三味線、中棹は常磐津や清元などに使われます。


東音田島佳子

本條秀太郎(ほんじょう ひでたろう)

1971年本條秀太郎を名乗り流儀曲として、自然に密着したリズム感と様式にこだわらない自由な音楽で、古典、民族音楽を土台とした「俚奏楽」を発表。本條流を創流し、現在に至る。古典の枠に留まらず、様々なジャンルの音楽、奏者と共演し国内外で数多く公演。また、26回を数える「本條秀太郎の会」を主催し、三味線音楽の興隆に力を尽くし、民謡・民俗芸能の発掘、採譜等、幅広い音楽活動を続けている。また、多年に渡り350曲に及ぶ「端唄」を収集、10年がかりで全曲を唄う演奏会に取り組んでいる。
第4回松尾芸能賞「民俗音楽優秀賞」(1983年)、1983年、1990年文化庁芸術祭音楽部門「芸術祭賞」を受賞。

-----三味線について
日本の代表的楽器である三味線は、実は外国の楽器を日本に輸入し改良を重ねたもの。その時期は、だいたい永禄五〈1562〉年とされ、その後、約一世紀の時を費やして日本最古の一節切・筝・三味線の独習入門書である中村宗三著『糸竹初心集』〈1644年〉が出版されるほど、庶民の間に普及していきました。日本に伝来した当時、この楽器を扱ったのは、盲目音楽家の琵琶法師でした。彼らは楽器自体に次々に改良を加え、そして、三味線の音色の最も大きな特色である「さわり」の音を出す工夫を追究し、日本の三味線は複雑な音色を奏でられる楽器となったわけです。


本條秀太郎
金城 実デモンストレーションライブ
普段のコンサートと一味違う、楽器を知ってもらおう、楽器に親しんでもらおう、日本の音楽の成り立ちを知ろう、など目的をもったライブ。演奏家と観客(参加者)がコミュニケーションしながら、日本の音楽の楽しさを体験。演奏とワークショップ、トークをおりまぜて様々な角度から日本の音楽の魅力を紹介します。

ワークショップ
日本の音楽を代表する演奏家がそれぞれ講師となって、演奏の姿勢や楽器の持ち方から楽器の構造、作り方など様々な角度から楽器を紹介、日本の音楽をさらに身近に感じるワークショップです。参加する子供たちから大人たち、さらには、音楽の指導者やこれから教育の中で日本の音楽を取り入れようという皆さんも、体験必至のプログラム。

※各日程詳細は、こちらからご確認ください。